こんにちは、ざっくりです。
「トヨタ86をカスタマイズしたい、けど性能ダウンなどの損はしたくない」って人向けに記事を書いてみます。
これから紹介するものについてはメリットしかないです。だまされたと思ったら損害賠償請求をしてもいいです(嘘)
車のカスタマイズにおいては、何かを伸ばすと反対に失うものがあるトレードオフの製品が多いです。高回転向きにしたら、日常で使うトルクが薄くなるとか、足回りを固くしたら街乗りで苦痛などの例が多々あります。
ただ今回紹介する商品は、デメリットがありません。効果が微妙というわけでもなく、総額100万円以上86に費やした経験から、改めて新車に1からつけるとしたら絶対につけるパーツを厳選したものです。
今回は86のネガをつぶし、日常をさらに楽しく快適にする、リーズナブルで効果絶大なものだけご紹介します。
これからカスタマイズする人も、次に何を入れようか迷っている人も、よかったら参考にしてください!
感度MAX

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最初にご紹介するのは、車界隈で有名な織戸学氏が開発した「感度MAX」です。
この商品は86の弱点でもある1~2千回転のトルクの薄さ、反応の遅さを劇的に改善するパーツです。
86に乗られている方ならわかると思うんですが、停車時から発信する際「反応が薄く、加速も鈍い」体験をしていると思います。アクセルを多めに踏み込めば解決する話ですが、反応がリニアではなくワンテンポ遅く進む感覚に不満を持っているユーザーも多いのではないでしょうか?
この症状は86GRなども同じで、出足の加速をよくするためにはターボやスーパーチャージャーを入れなければならないと考える人もいます。
ですが、この商品を入れれば「最初からこうしておいてくれよッ!」と思わざるを得ない、リニアな加速感を得られます。まるで小さなスーパーチャージャーを入れたような体感です。
取り付けも簡単で、コードをスロットル部分に差し込むだけのお手軽さで。一人ですぐに取り付けられます。
加速が増す、出足のトルクが増すとてもいい商品です。全車標準装備にしてもいいぐらいおすすめのパーツです。
MCV(モーションコントロールビーム)
次にオススメするのが、トヨタ純正TRDから販売されているオプションパーツ、MCV(モーションコントロールビーム)です。
純正のエンジンルーム内に取り付けられている左右対称の斜めの補強棒と取り換えるだけの簡単作業で、最高の効果を得られます。
このパーツを取り付けるだけで、コーナーで車が内に内にとぐいぐい曲がるようになります。また、制振の機能もあるので路面の凹凸による振動や、うねりの反動が軽減されて上質な乗り心地になります。
取り換えただげでコーナーを曲がるのがさらに楽しくなりますよ!これも全車標準で取り付けてほしいぐらいのパーツです。
ドアスタビライザー
次に紹介するのはTRDのドアスタビライザーです。
販売された後、製造したアイシン精機が特許をとり、他社が真似しないように警戒した商品となります。それほど効果が高いです。
通常取り付けられている車のドアは、ボディとの隙間があり、見た目ほど板のような機能はありません。このドアスタビライザーは、そのドアとボディの隙間を埋め、がっちりボディと一体化させる板の効果をもたらします。
ボディが一枚岩となることで、前後左右の重心移動や加速減速のロールなど、あらゆる面で一体となります。
86の車の左右に、大きな補強バーが入るような感じですね。
15000円前後でここまでだるい動きが変わるのかという実感です。
これはまた新車をかったとしても間違いなく入れるコスパの高いパーツです。
また、このパーツは86のみではなく、様々な車につけられる汎用バージョンもあります。
ロードスターやスイフトスポーツ、その他の車種でも「剛性を上げたい、けどそこまで金をかけたくない」っていうニーズにもうってつけです。
水冷式オイルクーラー
意外と86に必要なのはオイルクーラーです。
86はその構造上、油温が高まりやすいです。
(HKSホームページより)
エキマニ(排気管)の下の黒い部分のふくらみがわかりますか?
これがオイルパンです。(オイルが溜まる貯油槽みたいなものです)
オイルは適正温度が90~100℃ぐらいが標準で、130℃を超えると一気に性能が下がると言われています。86は常に排気管でオイルが熱せられている状態で、温度が上がりやすく、下がりにくいのです。
ですので、温度を下げるオイルクーラーがあると安心です。
空気で冷やす空冷式と、冷却水で冷やす水冷式の2タイプがありますが、個人的にオススメなのが水冷式のオイルクーラーです。
空冷式は速く走れば走るほどすごい効果があるのですが、寒い時期だろうとお構いなしにどんどん冷やすので、逆にオイルの冷やしすぎや、適切に温まらないなどの弊害も出てきます(オーバークールと言います)
その点水冷式は、空冷式に比べれば性能は穏やかですが、常に90℃近くを保とうとする冷却水で冷やすので、適正な温度を常に保とうと調節してくれます。冷やしすぎもありません。
空冷式に比べて効果はマイルドですが、冷却水と連動し、気温に関係なく使える楽さが一番のメリットです。
ガンガンサーキットで走るぜ!って人は空冷式をオススメしますが、ドライブがメインで普段使いをする人なら、エンジン保護を目的に気楽に使える水冷式が一番です。
クスコが販売している水冷式オイルクーラーを使っていますが、温度が一時的に上がっても、すぐ90℃になる安心感は絶大ですよ。
リジカラ
リジカラはspoonさんが販売しているボディ補強パーツです。
ボディ各所はボルトで固定されていますが、ボディとボルトのつなぎ目には隙間があります。
その隙間を埋めることで、がっちり一体化させて、段差などで生まれるずれを抑制しようというパーツです。
工業製品である自動車は製造を容易にするため、
組み付け部に余裕が作られています、
重量物のエンジンやサスペンションを支えるメンバー部分(サブフレーム)にも、
ボルトの開口部が大きめに取られています。
この隙間や接触面のうねりにより、
外力を受けたときにわずかにずれが生じます。
車を支えている部分とボディのよじれ方が異なるため、
剛性感を下げる要因でもあります。
リジカラはテーパーのかかったジュラルミン製のワッシャーで、
このような隙間やうねりををぴったりと塞ぎます。
メンバーとボディを「一つの塊」にすることで、剛性感を高めます。
また面ずれが抑えられることで、
つき上げ感や振動の軽減も期待できます。
新機軸の剛性向上パーツにより、
安全性、乗り心地をもワンランク上へと向上させるでしょう。
(リジカラ説明より)
ちなみに86はフロントのみがおすすめです。
リアはフロントと違い、全体のスペースが大きいため、リジカラの点で止める発想より面で止めるパーツのほうが効果が高いからです。

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同じ入れるなら、リアメンバーカラーという面でブレを抑制するパーツがおすすめです。
車全体がしっかりして、不快なゆさゆさ感が軽減され、しゃっきりした乗り心地になりますよ。
僕は前後リジカラを入れてしまいましたが、後ろはリアメンバーカラーを入れればよかったと後悔しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
すべてメリットしかもたらさないパーツのみを厳選してみました。今新車を買ったら何をつける?と聞かれたら、間違いのないものばかりです。
車のパーツは、取り付けて変化を楽しむことが面白い部分でもあります。
ですが、その変化と引き換えに純正以下の性能になり、余計にドライブが苦痛になってしまう側面もあります。
個人的にはネガをつぶし、普段使いが楽しく、気楽に乗れるのが一番だと考えています。(サーキットを月1走るとしても、残り29日の日常使いを犠牲にしたくないのです)
上記以外ではエキマニ(排気管)を変えるとストレスが一気になくなりますが、高額なのでここでは紹介しませんでした。
自分はパワークラフトさんのエキマニ&メタルキャタライザーを入れました。高いですが、これも効果抜群ですよ)
あなたの車ライフがもっと良くなるように願っています。
それでは、また!