こんにちは、ざっくりです。
トヨ86を新車で買ってから3年以上が経過しました。
未だに乗っても飽きず、ひとたびドライブに出かければ運転時間が楽しくてしょうがない名車なのですが、その正直な実態について書いていく今回の記事。
前編では主にいいところを書いていきました。
今回はちょぅとダメなところ、ネガティブなところについても書いていこうと思います。
(いいところをまとめた前編はこちら)
エンジンは官能的ではない
一つ目はこちら。
エンジンは官能的ではありません(笑)
「踏めば踏むほど胸がすくようなフィール」「のびやかで軽やか」・・・全然そんなことはありません(笑)
どこまで行っても若干詰まったような反応とゴーゴーなる吸気音、頑張って回ってます!というような感じです。
高回転までぶん回すと、「あー、無理させてるなぁ・・・」とは感じます。
回ってくれているという感じです。
VTECなどの踏めば踏むほどのびやかなエンジンではないので、そこは注意してください。
どちらかというと86はエンジンパワーに勝るボディで、低重心と回頭性に振ったコーナリングマシンです。
運転は楽しいし燃費はいいのですが、「軽く回ってくれるゥ~!!」って感じではないので、そこは注意してください。(エキマニを変えてもそう思います)
あと水平対向エンジンの宿命として、プラグやイグニッションコイルが交換しずらい(横についているため、エンジンルーム内で抜き出すスペースがない)し、工賃も余計にかかる点もマイナスです。
リアのキャンバー調整機能がない
大体の車もそうなんですが、スポーツカーたる86も調整機能がございません。
「純正は車高が高いから下げたいな」
「車高調を入れて下げていこう」
そうしたときに、結構タイヤに角度が付きます。ハの字になるってやつですね。
そうしたときにキャンバーの角度を調整して、タイヤの内側だけ減らないように調整したいのですが、86にはその機能がありません。
クスコさんのこの商品を買えばキャンバー調整ができるようになりますが、わざわざ買うのもなぁ・・・って気分になったりします。
また、純正のアームでも個体差が結構あり、左右でキャンバー角が違うっていうのもざらです。
車高を落とすのはいいですけど、下げれば下げるほどハの字のなりやすく、タイヤの内側だけ減りやすいですよーって感じですね。
タイヤやホイールなどを交換する可能性の高い86なら、最初からつけてほしかったなーと思います(笑)
内装は正直古くて安っぽい
これは最安のGグレードですが、正直かなり安っぽいです。
最上級のGTリミテッドにおいても、エアコン回りなどがちょこちょこ変わるのみで、基本的な見た目は変わりません。
あと交換前提と割り切っているからでしょうけど、GTまでとGTリミテッドの差はえぐいですよ。
GTまではハンドルやシートなどが安っぽいウレタン製なので、GTからGTリミテッドに乗ると結構差があるなと思います。(交換前提ならリミテッドを買うより安上がりなんですけどね)
お金に余裕があり、そこまで内装をあれこれ弄らない前提なら、GTリミテッドがおすすめです。本革やアルカンターラ、シートヒーターなどの装備が一通りそろってますから。
真ん中のエアコン吹き出し口のパネルが浮き上がってきたりするなど、品質は”スバルクオリティ”といったところ。正直トヨタさんが担当していたらよかったなと思います。
ドアの開く範囲に気を遣う
これは無理やりひねり出した感がありますけど、クーペなので降りるときドアの開く範囲に気を使います。
自分が降りようと思ったとき、降りるスペースを確保するため、4ドアよりも確実に開ける範囲が広く、車が隣にある駐車場では気を使います。
普段使いの気持ちで気楽にドアを開けたら”ドアパンチ”確定です。
立体駐車場などに駐車した際は、ドアの開閉に毎回気を使います(笑)
それも楽しさなんですけどね(笑)
まとめ
のびやかなエンジンではなかったり、内装は正直スパルタンであったり、つけていてほしいキャンバー調節機能がついてない、純正ECUの発進時のトルクの薄さやパワーバンドが3千回転ぐらいからなど不満に思う点は存在します。
でも結論から言うと、86を買ってよかったなぁと思います。それは間違いありません。
なぜなら乗ると楽しいからです。ちょっとドライブに行くのも、長距離を乗るのも、乗っている時間すべてが面白く、運転に満足できるからです。
現行型の86は2020年9月に生産が終了し、2021年に新型が出ると言われていますね。
ただ、個人的に時期型は短命に終わるのではないかと思っています。
排ガス規制がどんどん厳しくなり、下記のニュースにもあるように電気自動車の時代が来る流れです。
15年後にガソリン車販売禁止 米カリフォルニア州(2020年9月24日)
現在のようなピュアな内燃機関車、特に86のように水平対向エンジンを積む車はなおさらでしょう(水平対向エンジンは燃費が悪い傾向にある)
今後出る時期型は、現行型のために開発したFRボディの原価回収要素が強いので、環境規制に対応できなくなって行き、”水平対向エンジンからの脱却&ハイブリット化”の流れで、現行型のように長い期間は売られず、もっと早めに次の新型が出るのではないかと思います。
86のような内燃機関オンリーのピュアな車を楽しめるのはここ数年の間かもしれませんね(笑)
興味のある人は今のうちに楽しむのも一興かもしれません。
時期型がどう進化しているのか、個人的には興味がありますし、直四エンジン&低重心のトヨタオンリーのピュアな86が出てくれないかなーっと思ったりします。
話が長くなりましたが、嘘偽りない感想です。
もし中古車を買うなら後期をお勧めしますよ(*'▽')
それではまた!