アメリカ大統領選、どうなるだろうとみていました。
ウイグルやチベット弾圧、香港の併合など、一つの国として固まりつつある中国。
大陸を一つにまとめ、海軍力を増強し、台湾や日本を占領。太平洋に進出する巨大なアジア国家として、アメリカ、ロシアの次に並ぶ大国を目指している状態です。
その増長する中国に対して、尖閣諸島や北海道などを同盟国として守ってくれる友になるか、それとも中国の侵攻を見逃すか、大きな分水嶺になると私は見ていました。
地政学の視点から見れば、今の中国はランドパワー国家としてまとまっている状態です。
ちなみに地政学とは何ぞや?という人には、この人の動画が個人的にわかりやすくておすすめです(ほかにもたくさん良動画あり)
地政学とは、「国の位置や成り立ちにより、陸上国家または海上国家のいずれかに別れ、お互いの領地や領海を抑えあう動きを観察し、次の国家の動きを予測する学問」といったところでしょうか。(簡単に言えばオセロ)
地政学を知ることによって、国の動きや、なぜその活動をするのかを深く理解することができます。
中国は現在増長し、台湾や日本、東南アジアを支配下に治めようとする野望を隠さなくなりました。
(この記事がわかりやすいです)
それを抑えるのか、増長を許すのか、どちらになるか個人的に注目していたわけです。
トランプ大統領は経済第一でユーラシア大陸の自治を同盟国に任せ、アメリカは後方に回ろうとする印象です。
歴代の民主党大統領と違い唯一任期中に戦争を起こさなかった共和党大統領で、周囲のタカ派の長官などに対中対応を任せていそうな印象。軍需産業などを毛嫌いしている発言もありましたね。おそらく戦争をするだけ損とわかっているので、ぎりぎりまで回避したいと思っているでしょう(ビジネスマンですし)
(戦争をしていない近年唯一の大統領)
反対にバイデンさんはよくわかりません。長年議員をしている人というのはわかるのですが、対中関係についてはどうなるでしょうね?
本人はトランプ陣営と違い、対中融和をしそうな話をよく聞きます。
もしバイデン氏が中国に融和的な姿勢を見せるなら、日本はアメリカの後ろ盾が信用できなくなり、日米同盟や太平洋ダイヤモンド構想などが骨抜き状態になる危険性がありますね。日本の国防にとって大事です。
ただ、バイデン氏本人がいくら中国に優しくしたいと思っても、周囲がそれを許さないだろうと考えています。
ヒューストンの中国総領事館の閉鎖(スパイ容疑)や、FBI自ら中国への機密情報の漏洩に対して警告するビデオなど、コロナと合わせて対中国に対する国民感情が悪化しているからです。
また、大統領こそ民主党のバイデン氏に決まりそうですが、上院・下院・その他は共和党で固まりそうなニュースが散見されます。
この結果を見るに、トランプ大統領は嫌だけど、きれいごとばかり言うリベラルは嫌だと考えている人が増えているのではないかと思えます。
協調、協和、グローバルという美しい言葉ではなく、実務面を重視した結果ではないでしょうか?
さて、投票数の集計をやり直している州があるそうですが、トランプ・バイデンのどちらが大統領になっても、対中国に対しては強硬な姿勢を崩せないと思います。
トランプ氏の場合、対中に対してあらゆる手段を使いプレッシャーをかけ続けるでしょう。
もし戦争になるなら、資産などに制裁をかけ続けられて耐えられなくなった中国が暴発し、それに応える形での開戦になるかなと思います。
バイデン氏は民主党系ですので、中国に限らずどこかで戦争を仕掛けに行く可能性が高いんですよね…
大義名分→正義のための戦争とかしそうなイメージです(個人の感想)
本人はいくら融和的なことを考えていても、周りが許さないでしょう。
トランプさんが指摘しなかった人権問題にアレコレ口出しして、逆切れした中国が暴発からの正義の戦争ってなりそうです。
あれ、どっちにしても中国積んでないでしょうか?中国が尖閣や北海道を侵略し、それを見逃す指示をバイデン氏が出そうとしても、周囲や国民感情がそれを許さない気がします。
ちょっと書いててバイデンさんが大統領になったら中国にめちゃくちゃ甘くなって尖閣侵略など見逃してなあなあで終わるかも的なことを書きたかったんですが、どうやら状況がそれを許しそうにないですね。
今、中国は一人っ子政策の失策で少子高齢化社会が日本以上に高速で進行しており、高齢者の数は一億人以上を突破している状況です。
この動画でも紹介されているように、中国はアジア一帯を支配し、アメリカとロシアに並ぶ超大国になる夢があります。
中国には時間がないのです。昔の大東亜共栄圏のように、アジア一帯を支配する大帝国になるために、一路一帯政策を進め、チベットやウイグルを接収し、一国二制度のイギリスとの約束を破ることになっても強制的に香港を併合したりと、なりふり構わないのはこのためと思います。
もちろん、その夢を実現するためには台湾や日本が邪魔です。小さい国など速攻つぶして自国領土にしたいのです。
ただ、そのためにはアメリカの存在が邪魔です。もし対中融和を主張しそうなバイデン氏を勝たせようと不正が発覚した場合、中国の関与も疑われる事態ですが、アメリカ世論的には対中国に対しての感情は非常に悪いですし、バイデン氏に決まったとしても思ったように米中対立緩和とはならないんじゃないでしょうか?
中国が暴発せずに自滅してくれることを願うのみですが、尖閣諸島に連日領海侵犯をしたり、嘘の歴史アナウンスを流す「尖閣諸島記念館」を作ったり、巡視艇の武器携帯使用について法改正したりなど、日本にとっても緊迫した状況が続いています。
2020年は色々激動な時代ですね。
個人的には中国が2024年までに暴走、アジア大戦が勃発、中国崩壊、インドやロシアなどが元中国を分割統治という流れになるのではないかと思ってはいますけど、どうなることやら...
とりあえず戦争で死者が出ないことを祈るのみです。
世に平穏のあらんことを。