前回の記事で「被害者」の立場になるなと書きました。
要は自分のことを「ダメだなぁ」「アホだなぁ」「弱いなぁ」「お前の言う通り俺はクズだなぁ」みたいな、弱くさせる言葉に同調するなって話ですね。
不安を煽る商売もニュースも同じ。
「今のままじゃダメですよ」
「そのままじゃダメですよ」
「今のあなたは落伍者ですよ」
「あなたはクズですよ」
じゃあこの商品を!みたいなのに同調しないのも書きましたね。
もう頑として、そういう言葉に「そうだな、その人の言う通りだな」って同調するなと書きました。
そういうのを受け入れるのは自分の中に「被害者」「弱者」「どうしようもないクズ」になりたがる種があるからなんですね。
種があるから「そうかもしれない…」って思うわけで。
じゃあそういう言葉をきっかけに種を刺激されて、「被害者」になったらどうなるか書きます。
まず自分が下、弱く、あれこれ左右される被害者の立場になる。
そして、そんな私を虐げる【悪いやつ】が生まれるわけなんですね。
【私は正義、こいつは私を不当に貶める悪いやつ】って二元論になるわけです。(そもそも断ったりするべきなのにね)
自分が被害者になると、世の中や周りには倒すべき悪いやつが沢山生まれます。
なぜならあなたは正当性を持った正義の味方なんですから。
我こそは被害者という正当なる勇者で、周りのせいで私は被害者なのだ。周りがあれこれしてくれないし、周りの理解がないから私は被害者なのだ!と言えるわけですね。
相手を責めたいわけです。
私は正しい!私は正義!相手は最悪の悪魔であり、そいつのせいで私はこんな被害者の立場に…みたいに。
大事なのは【被害者になるな】という事です。
人間はよく被害者になりたがり、そこから【正しい私】と【悪い相手】と決め、自ら下に行きたがります。(同情してもらえるからね)はっきり言って人間はそんなに下等ではない。被害者を誘う呼び水、被害者たらん言葉には簡単に同調してはならないということです。
被害者になると楽ですよ。色々周りから吸い取ることも、してもらうのも当然となる。なぜなら私は正義の御旗を捧げるヒーローなのだから。
下の立場に行くから、現実をあれこれ思い通りにしようとする。あれがダメ、これがダメ、俺の思い通りになれ!ってやりだす。
どう思う?人の意見も聞かず、私は被害者で正当な権利があるから私の言うことに従うべき!みたいな人、ついて行きたい?
何言ってるんだ?って話ですよね。
被害者になると、自分にはなんにも力がないって考えて、人に支配されたくなる。
で、不満を募らせ「あいつが悪い!私が正義!」となる。
そういうコントになるから、頑として被害者となるなって話でした。